ブッククラブニュース
令和5年
10月号(発達年齢ブッククラブ)

2023年10月の予定

定休日は日曜、月曜、祝祭日です。
 10月の定休・臨時休業のスケジュール
 9日だけが祭日で休日ですがゆめやの定休日(月曜)でもあります。
 時間外受け取りは事前にお電話ください。
 外出していないかぎりOKです。また前日のご連絡なら在店できます。
通常日の営業時間は午前10時30分〜午後6時
 受け取りの方で午後6時以降に来てしまった方は電話かピンポンで呼び出してください。たいてい在店していますので店を開けます。ご遠慮なく。たまに買い物に出かけているときもありますが・・・。

UFO と「おみやげ」

 私が生まれた1947年にアメリカのロズウェルでUFO遭遇事件があった。そこには宇宙人の死体もあったという。これは、すごい話で映画「未知との遭遇」の元になったような出来事である。 それからというもの少年雑誌ではひんぱんに空飛ぶ円盤や宇宙人の絵や物語が出始めた。もちろん今も人の心を惹きつける物体だ。その後、UFOは多く円盤型という感じで捉えられ、有名なのは、アダムスキー型円盤という UFO で(写真)円盤の下に3つの球がついているものだ。みなさんも、UFOといえば、この形を思い浮かべる人が多いのではないだろうか。

甲府事件

 このロズウェル事件は超有名だが…私が大人になった1975年の冬、なんと甲府市上町で小学生が宇宙人と会った(円盤に乗ってきた宇宙人に肩をたたかれる)という話が広がった。甲府市のブドウ畑に着陸した UFO から降りてきた宇宙人に山畠君という少年と友人がつかまりそうになったというから、おどろく。その少年たちが描いた絵がある。左の絵だ。アダムスキー型の円盤、怖そうな宇宙人…。 当時、これは、日本frのUFO 遭遇事件として世界中に流れた。 上町は近くだったので、配達途中に UFO が降りた団地横の畑を当時、何度も見に行ったものである。学生の頃、千葉の海岸でオレンジ色の火球のような物体を見たことがある私にとって、この事件は UFO への関心が膨らむきっかけだったように思う。遠い星から知的生命体が地球にやってきて、いろいろなことを教えてくれるという話は魅力的である。

文字と本

 こういう観点から考えると、地球上に登場した文字や本のことを考える。先史時代から文字はあり、粘土板や石に刻まれたものはかなり古くからある。何千年も前に出現した書類や本の先祖のような媒体だ。 本は古代からいろいろなことがいろいろな文字で書かれている媒体だが、その多くは心とか考え方についてのものが多い。 その初めが聖書とか仏典だろうが、そういう考えはどこから来たのだろうと思ってしまう。 また一方で、楽で便利なことを進める科学というものも生まれている。最初の科学はアルキメデスのテコの原理だろう。重いものを楽に持ち上げる方法・・・以後、科学はとめどなく進歩した。

なぜか古代の本は宗教書が多い?

 最初、重いものを「心の力」で動かそうとする人はいなかったのだろうか。重い石をテコではなく心で持ち上げる人。いやいや・・・持ち上げなくても困らないという考えをもたらした人・・・そういう人は出なかったのだろうか?安心して暮らしていかれる方法を教えてくれた物を書き残した人はいなかったのだろう。 星新一の「おみやげ」という話を(教科書にも載っている)知っていると思う。原始の地球に降り立ったフロル星人は、やがて進化するであろう地球人のために●簡単に宇宙を飛び回れるロケットの設計図 ●あらゆる病気を治し、若返ることのできる薬の作り方 ●皆が平和に暮らすにはどうしたらいいかを書いた本・・・これらをカプセルに詰め「おみやげ」として砂漠に残していった。しかし進化した人類はその砂漠で核実験を行ったため「おみやげ」はそれと知られることなく灰になってしまった。まだ人類は猿の状態。理解力がないので、進化したあと使えるように頑丈な容器に入れて砂漠に埋めておいてくれたのに。それを現代人が核爆弾で吹き飛ばしてしまう結末は何だかありそうで怖くなる。

生かせないものなのか・・・・?

 この意味では古代に「知恵のある人」が書き残してくれた本の数々は、知的生命体から伝授してもらった知識のカケラなのかもしれない。だから、UFO は心惹かれる存在なのである.1947年、ロズウェルで置き去りにされた赤ん坊の私としては(笑)。 映画「E・T」も、宇宙人の赤ん坊が置き去りにされる話だが、この超能力ある子ども E・T が地球の子どもたちに団結力を与え、一部の大人にやさしさをもたらす。 ところが、映画や小説は、「長いから観ない、読まない」という人が増えているという。中には倍 速、三倍速で観たり、部分を読み飛ばしする人もいる。 しかし、テーマがもたらすものをきちんと受け取りたいと思う。もう、人類は原始人ではなく、文明人なのだから…。だが、最近は、楽で便利を目指した科学の進歩がとんでもない悲劇的なものを生みだすことも見えてきた。楽で便利は気候変動まで引き起こし、兵器は人類全体に何度も絶滅をもたらす強大な力を持つに至っている。(新聞一部閲覧)

秋来むと目にはさやかに…

 今月は合併号で恐縮です。表面の秋のおたよりに書いたように、パソコンが使えない時間が多く(二か月入院なので)全部書く余裕のない秋となってしまいました。 でも思いのほか、いつもの秋と同じく爽やかな日々になっています。みなさんはどこか行楽におでかけでしょうか。日本の秋はどこも美しいです。 三歳ごろのお子さんには、そういう自然の風景をたくさん見てもらいたいです。泊まりに行くときは、本を一、二冊持って行ってくださいね。感染対策が長かったため、この秋は、時ならぬインフルエンザの流行もありました。まったくウィルスという奴は、油断がなりません。 R・Sウィルスもヘルパンギーナも…永遠に人類の敵として動きつづけるでしょう。私はコンピューターウィルスが、脅威です(笑) まあ、何も問題がない世の中は、ありません。必ずプラスにはマイナス、善には悪、平らな地面にも落とし穴(笑)、いろいろ学びながら危険を避けていきましょう。 では、また来月も発行が遅れるでしょうが、ご勘弁ください。楽しい秋を!

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Dr.Sawadaの🍓通信

胎児から新生児へ(5)空気を吸って生きる。

 胎児の心臓は、空気無しの環境で、胎盤経由で母が空気を吸い込んで得た酸素をもらって働いています。出生すると新生児は、いよいよ自力で空気を吸いこみ炭酸ガスを吐き出して生き始めます。心臓そのものはどのように変化するのでしょうか。 胎児の心臓は受精後 2-10 週の間に胎内で形ができて、そのまま一生基本的な形は変わりません。4 室の家と考えて言うと、必要に応じて壁に穴が開いたりふさがったり、間仕切りの襖が開いたり閉まったりと、自由自在です。 胎内では、左右心房の間に卵円孔という穴が開いています。まだ肺呼吸ははじまっていませんから、胎盤と直で繋げるための卵円孔です。肺呼吸が始まると、無用になった卵円孔は生後 2-3 日でふさがります。胎盤との近道に使われていた動脈管も、肺呼吸が始まると生後 2-3 週で締まります。 このような順序で、新生児が空気中の酸素を吸い炭酸ガスを吐き出す、左右セットの心房心室構造の 4 間の家屋の部屋割りが完成するというわけです。肺呼吸が始まると、新生児の肺に吸い込まれた空気中の酸素は、赤血球と結びついて、全身の血管を旅してまわります。酸素が必要な場所で赤血球を離れ、エネルギー作りを手伝います。酸素が手伝わないと火は燃えません。熱も得られません。次回は新生児に必要な呼吸以外の能力について続けます。



(2023年10月号ニュース・新聞本文一部閲覧)

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