ブッククラブニュース
令和6年
12月号(発達年齢ブッククラブ)

2025年1月・2月の予定

定休日は日曜、月曜、祭日です。
 それ以外の休業日は、1月2月はありません。
祭日が月曜となっているので、原則日曜・月曜が休みです
休業日・時間外受け取りは事前にお電話ください。
外出していないかぎりOKです。また前日のご連絡なら在店するようにします。
通常日の営業時間は午前10時30分〜午後6時00分(冬時間)
 受け取りの方で午後6時以降に来た方は電話かピンポンで呼び出してください
 なにしろゆめやは零細商店ですので「昭和」の感覚でお出かけください。たいてい在店していますので店を開けます。ご遠慮なく。たまに買いものに出かけているときもありますが・・・。

あけましておめでとうございます

 さて、なにはともあれ新年です。あけましておめでとうございます。
 2025年が明けました。またどこやら地震など災害が起こるのではないかと内心、身構えていましたが、三が日はなんとか何事もなく過ぎました。4日目の朝、ドカンと縦揺れが起きました。富士五湖地方、山梨東部が震源の震度3・・・一瞬ヒヤリ。このまま何事もなく360日過ぎてほしいものです。
 みなさまがたは、楽しいクリスマス、新年をお迎えになったことと思います。初詣では何を祈りましたか? 我が家は無神論家族ですが、新年となれば伝統行事として神社に初詣します。すぐ近くに歩いて3分の有名な武田神社があります。でも、ここは初詣客が多いので敬遠。大正時代にできた神社で、たかだか百年の歴史・・・ご利益がありそうもないからです(笑)。だいたい日本ではたくさん人を殺すと神になって神社に祀られますよね。武田信玄もそうだし、上杉神社、東郷神社、乃木神社・・・そういう人が祀られている神社はいくらでもありますね。おーコワ!なんです。
 ふつう神社、寺院はその地域をまとめ、安心を与えてくれる気持ちの問題の場所です。それなら行ってもいいので無神論でも行きます。富士山とお日様に手を合わせるくらいの我が家ですから初詣は行きます。
 たまたま、上の写真の鳥居は、私が初詣に行く神社です。12月号新聞で書いた村岡花子が勤めた山梨英和学院の隣にあります。甲府の鬼門を守るための神社で、甲府城の北の位置している山の中腹です。

神主さんが語る今年の世の中を聞く

 宮司の小山さんはブッククラブの会員の方で、ウチの娘たちも巫女のアルバイトをさせてもらったことがあります。いまではお子さんたちが神主になってます。今年は平安貴族が着用していた装束をつけた御子息のテッちゃんがいたので、「光る君に出てたよね」なんて冗談をいいました。
 お嬢さんのマユちゃんも若いのに神主の資格をとり、巫女の衣装がよく似合ってました。二人ともよく本を読んだ子でもあり、私の手品に騙されたお子さんだったので、今度はお祓いや祈祷で私が騙し返されないように(笑)、孫娘3人を連れて行ってお守りをいただいてきました。
 大人もですが、子どもを不幸な目に遭わせたくないですよね。国(親も)がテイタラクなので、最近は子どもの命があぶなくなっています。だから毎年、小山さんとお会いして今年はどこが危ない、どういう状態が危ない、これは大丈夫といういろいろなご意見を聞くために初詣するというわけなんです。
 で、初詣から帰ったら、近くの川で小1少女が溺れて亡くなったテレビニュースが流れました。真冬に川遊び!大人はいなかったのか! こういう悲劇が毎日、ニュース、新聞、ネットでたくさん流れます。

事件・事故への注意も限界、厳罰を!

 私の子ども時代はベビーブームでわんさか子どもがいましたが、なんと事故死や病死がまるっきりなかったような記憶がありますが・・・現代は危険な人が多くなってます。まあ、犯人の年齢が40歳、50歳・・・あきらかに幼い時からゲームに夢中、あとはサブカルに浸かり、まともな大人になれず、自分の精神を追い込んでいったのでしょう。
 最近の事件で衝撃的だったのは、九州・小倉南区で塾帰りの中学生がマクドナルドで並んでいて、いきなり刺されて死亡した事件です。こういうのは防御どころか注意しようがありません。いかに精神を病んだ人が多くなっているかということですね。もっと怖いのは、こういう事件がネットやマスコミで「ただ報道される」だけで、どんどん流れていき、人の心に残らないという点です。

読み聞かせのまとめ ⑩ 5歳〜

 1歳から5歳まで読み聞かせをきちんとしてくればあとは、粗悪な方向のものに行かない限り、何も注意やアドバイスをする必要はありません。このまま年齢に応じた本に向かえば、標準的な本は読めるようになります。と、かつてはそう言ってまちがいなかったのでした。ところが時代が変わり、世の中の流行がなんでもありになると、気楽に「読めるようになります」とはかんたんには言えません。
 なにしろ粗悪な物やどうでもいいようなものが、アニメやマンガに毒された親の目を奪おうと日夜ネットで攻撃をかけてくるのです。

宣伝に負けない!

 以前の親と違い、いまは裕福ですから子どものためならお金を惜しまず・・・となります。そこでネットを見ると「これが人気」「読み聞かせに最適」「3歳児に大人気!爆売れ!」なんてコメント付きで膨大な絵本や童話の広告が次から次へと。すると、ネットの嘘が見抜けない親は爆買いしてしまいます。売りたい一心の出版社や書籍販売ネットは、うまいことばかり宣伝し、それが子どもに適しているかどうかなど考えません。本を知らない親は「それなら!」と買うでしょう。
 先日、新規の申込者があり、手持ち本リストを送ってくれるようにお願いしたら、何とEXCELに150冊近くの本が記入されて送られてきました。1歳児のお子さんなのに中には4歳〜5歳くらいの本が何冊も入ってます。おどろいて「上にお子さんがいらっしゃるんですか?」というと、「いえ、これらが人気だと言うので買ってまして・・・」です。
 どうせネットの「売らんかな」的な宣伝記事を見て雰囲気で買ってしまうのでしょう。お金が余っているというのは恐ろしいことですね。そこで、私は「これだけを選ぶ力がおありなので、私どもから取る必要はないです。ぜひ、個性的で独自の選書をしてください。」と逃げました。じつは、去年は、この1件ばかりでなく他に同じ断った案件が2件ありました。まったく、かつてとは親とはまったく違う時代で、これできちんと子育てができるのかと考え込みます。

読み聞かせの時間くらいつくろう!

 おそらく、何でも大量に与えれば効果が大きくなるという、バカな育児論を学んだのかもしれません。幼児は本の数ではなく、内容を何回も味わうことで読み聞かせ効果が高まるのです。
 この一方、買い与えはするが、読み聞かせの時間をつくれず、早く子どもに50音を教えて、自分で読まそうという親も出てきています。「ウチの子は4歳だけど字も本も読めます!」と。・・・たしかに、この年齢の子は教えれば読める子もいるでしょう。早い子は3歳でもね。でも字を読むのであって、文の把握ではないし、まして物語が読みとれるわけではないのです。そうこうしているうち、6歳くらいで、マンガ本、アニメ本へ行く確率が高くなり、本来の読書から離れていきます。フルタイムで働くお母さんは大変でしょう。字を早く教えて一人読みへ!というのも苦肉の策だと思います。しかし、子どもとの接点が読み聞かせの時間であることを知るべきだと思います。体を接して、息遣いまで感じる言葉のやり取りがどのくらい、大人になって親と子の関係を緊密にするか・・・・字を早く覚えればいいというのならこれほどたやすいことはないでしょう。ブッククラブに6歳まで字が読めず、小2までずっと読んでもらった男子がいます。まだ名が売れないですが、小説を書いています。
 字を覚える、早く覚えるなど重要なことではないのです。読み聞かせの最大の利点は読み聞かせているときの親と子の接触状態です。これが潜在意識の中に残り、思春期や反抗期になっても極端な行動や言動に走りません。人格の基礎になるというわけです。(ニュース一部閲覧)

さて、2025年は、どういう年になるか。

 2025年は巳年・・・個人的には生物では一番嫌いな動物が蛇で、見ただけで背筋がゾッとします。
 で、巳年とはどんな年だったのか・・・ちょっと調べて起きた事件をおおまかに並べてみました。ざっと見ただけでも政権の変化や大事件が多く起こる年回りで驚きました。とくに戦争と経済問題が特徴の年なのです。
 新年早々、あまり快い話ではないのですが、なんとなく世の中を見ているとそういう感じがします。なにごとも、限界というものがあり、「過ぎたるは及ばざるがごとし」なのですが、世界中、勝手なわがままがはびこり、限界を越えようとしているわけです。限界を越えれば、多く好ましくない状態になるのですが、みなイケイケどんどんで限界を越えていきます。
 歴史的にもこれが証明されているわけですが、多くの人は「現在」しか考えていませんから、過去の例を参考にしません。やりすぎ、行き過ぎの結果が出てきてしまうというわけです。

過去の実例を見てみる

  645(巳)大化の改新
 1185(巳)平家の滅亡
 1869(巳)戊辰戦争終結
 1881(巳)東京大火
 1893(巳)米国金融恐慌
 1905(巳)日露戦争勃発
 1929(巳)世界恐慌勃発
 1941(巳)真珠湾奇襲・太平洋戦争勃発
 1953(巳)原爆の影響でゴジラ登場(笑)
 1965(巳)ベトナム戦争 学生運動も激化
 1989(巳)天安門事件 ベルリンの壁崩壊
 2001(巳)アメリカ同時多発テロ
 2013(巳)消費税増加 金権社会に。
 2025(巳)は世界各地での戦乱勃発の後です・・・どうなるんでしょうか?
 かんたんにいうと、それまでの世の中の仕組みがうまく働かなくなって、それぞれが欲を大きくしてぶつかりあうという時期なわけです。

2025年・・・は

 個人的には大きな変化が起こり始める最初の年と考えています。それが天変地異なのか戦乱のとばっちりなのか、金融の暴落かはわかりません。ただ今年後半は、かなりまずい状態に陥るような気がします。
 で、今年をどう読むべきなのか? 世間一般では「巳」=ヘビは知性的で、脱皮を繰り返すので物事を柔軟にうまく切り抜けるという解釈がされていまして、早い話、良い方に変化していくと考えるのが一般的なようです。
 ところがですね。よく世の中を見ていると、あらゆるものがもう限界状態で、皮を脱ごうが肉を脱ごうが、まともな変化には向かわないことはわかります。経済でも政治でも教育でも、やっている人間の質が悪いうえにモラルがない。元気なのはスポーツと芸能だけ、それも見かけで内実はもう腐ってます。なにより人間そのものがダメになりつつあります。止める人がいなかったんです。
 そうなると不満とか不足感が高まってきて世の中の変化がどんどん進みます。
 とくに今年から始まる危機が高まる来年以降が問題です。来年は始まりとしてとても危ない状態になるでしょう。これはハッキリ言えます。この良い状態を消していくエネルギーが発生する年になるでしょう。それは、今年の後半から起きますが、天変地異なのか世界情勢か、何が起こるかわからないですが、よく見定めて、起きたことを見ながらより良いことが考えられる人間にならないと危ないということです。これは上の表の前後を調べればすぐわかることです。上の項目は「その後の始まり」を示したものにすぎません。

デタラメ状態

 多くの人は世の中の流れに乗せられますから危ないのです。「もうかるよ!」「早く買って!」で、バブルが止められなかったように。戦争も同じです。「鬼畜米英」「神国日本を守れ!」の宣伝に乗って、突き進まざるを得なくなりました。日本人は、世間で生きている人種なので、世間の流れに乗ることがまず大事ということでしょう。教育問題しかり、経済問題しかり、政治はもういまかせ状態。これはまずい流れなんです。
 学者や評論家が現状を分析し、次はこうなるという意見を出してきますが、まず膨大なネット情報で、その意見すらいくつかしか見つけることが出来ません。つまりネット情報の時代では、重要なものもうまく探し出せず、参考にするには数が膨大過ぎるということでしょう。9・11も3・11も予測していた人はいたのです。でも多くは目も向けず、耳も傾けないので、防ぐことも考えられず、結果的には起きてしまいます。人類の宿命と言えばそれまでですが、まともな予測論文も読めない時代では防御の方法もありません。
 個人的には、まず今年後半、夏から秋で、おそらく世の中が大きく変化する動きが出てくると考えています。致命的な大震災、戦災でないといいのですが、いきなり起こるそれをどうとらえるか。一個人は世の中の流れには乗って行かねばなりませんが、自分たちが最悪の状態にならないよう気を引きしめておく時期かと思います。ゆめやの杞憂(取り越し苦労・無用な心配)だといいのですが、歴史は同じパターンで繰り返します。さあ、どう家族を守るか?

本とともに過ごしてきて

 東京都多摩市 Uさん  Aさん(小5)Sくん(小3)
 配本をいただきはじめてからもう10年。早いものです。娘はなかなか自分で本を読むようにならず、悩んだ時がありました。ある時、岡田淳さんの「こそあどの森」シリーズが配本されました。イラストもとっても魅力的で、一緒に読んでみると、読んで!読んで!が止まりません。家事の最中にもあまりにもしつこく言うので「自分で読みなよ〜」とため息交じりに言いましたら「読まないんじゃなくて、読めないの!」と。・・・これが読み書きに苦労していることがわかったきっかけでした。教科書くらいの文章は問題なくても、字の小さい初見の長文となると、読むのにとても労力がかかることがわかり、夜の読み聞かせ再始動となりました。耳からだけでも娘の中に物語の世界が広がっていることが感じ取れたとき、とっても嬉しかったことを思い出します。『扉のむこうの物語』や『おかあちゃんの取扱説明書』を読んでいた時には、「私も説明書を背中につけて生まれてくればよかったよね」とつぶやかれたこともありました。本人は何の気なしに言ったようですが凍りつきました。苦笑。
 ゆめやさんの通信にも励まされながら、なんとか今日まで母娘としてやってくることができました。心から感謝しております。これからもよろしくお願いいたします。

本とともに過ごしてきて

 大阪府吹田市 Nさん Rさん (小5)
 寄稿の気持ちはあったのですが、なかなか文章にできず、時間ばかりかかってしまいました。ゆめやのニュースのすごさを改めて感じました!
 子育てにおいて、できていると唯一言えることが、「本を与えていること」です。友人に勧められ、1歳で配本いただくことになってから早9年、親の好みに偏ることなく良質な絵本に触れてきたおかげで、あらゆる本が大好きな子どもに育ちました。
 「こんとあき」で覚えた「ほころぶ」という言葉を園児のときから自然に口にしたり、「火山はめざめる」のおかげで、噴火のニュースを親より正しく理解できていたりする語彙力読解力に加えて、読書で自然と身につけた想像力表現力が、現在、高学年における主体的な学習にもとても生かされているように思います。
 ゆめやさんの本の世界によって多くの架空体験ができたことで、反抗期まっただ中でも、心の土台もしっかりとしてきたように感じています。ゆめやさんのおっしゃる、「本が人格をつくる」ということを体感しつつあります。
 読書で培ったものが強く生きる力に繋がることを願いながら、これからも全ての本を大切に残し、読み聞かせをしていた1番かわいかった頃のことをしっかり覚えておきたいと思っています。思い出いっぱいの大切な本を孫に引き継げる日を夢見ているので、ゆめやさんもどうかお元気でいらしてくださいね!引き続きどうぞよろしくお願いいたします

発送会員の方へ

 ニュースを2ケ月まとめて送付ということがあります。
 封筒・文書用紙・印刷用紙など通信に必要なものの価格が約1.5倍に。さらにひどいのは郵便代の値上げ。ハガキ、封書を通信に使うゆめやにはたまらないものがありますが会費・通信費などの値上げはよほどの高騰がない限りしないつもりです。開店以来44年間、すべての経費を一度も値上げをしなかったので、かなりキツイのですが、ここはなんとか踏ん張ります。どこまでできるかですが・・・・。
 書籍の利益はひじょうに少ないので大変です。皆様にご迷惑がかからぬように工夫で乗り切るよりありません。このため2ケ月分ニュース・新聞をまとめて送ることや個別通信も同封することにしました。毎月、欲しい方はご連絡をお願いします。
 振替・振り込みのお礼をハガキで行ってましたが、そのハガキは翌月のニュース・新聞に同封します。日本郵便が6月からまた何か値上げを考えているようです。
 ●ですから、配本代の振替・振込は、できるかぎりお届け1ケ月以内にお支払いください。そうしないと返信が遅くなります。これまでは請求督促をハガキで出していましたが、お支払いが遅くなった場合は督促代を加算します。ご注意ください。
 ●振り込みの方は、振り込んだことをメールでお知らせくだされば確認は返信で連絡します。
 すべてこれまでの政治の悪影響。国がすべきことをしないようにした郵政改革はしてはならないことでしたね。
 アメリカが郵政民営化をしろと圧力を受けて小泉劇場が民営化を行いました。郵政労組が小泉選挙を応援しなかった私怨のようなものですが、当のアメリカは郵便は国営です。こういう公共事業は採算ではなく国民への福祉ですから利益や採算を考える組織ではうまくいかないのです。これを見抜けなかった国民の頭の悪さも、今の状態をつくった原因のひとつでしょうね。



(2025年1月号ニュース・新聞本文一部閲覧)